デビルサバイバー2

 

一言感想

悪魔合体に血道を上げる

 

グラフィック 8点
シナリオ 6点
ボリューム 9点
快適さ 7点
システム 8点
満足度 9点
総プレイ時間 82時間
総合評価 80点

 

 

若い世代の間で流行っている携帯サイト「ニカイア」

通称死に顔サイトと言われるニカイアに登録すると、

友人の死ぬ時が来ればメールで動画のお知らせが来るというものだった。

友人の志島大地にそのサイトを紹介され、登録したその日。

世界各地で大地震が起き、都市は崩壊した。

それを機に悪魔が氾濫する世界で人間は逃げ惑い、

残されたわずかな食料を求めて争いあう。

ニカイア登録後に強制的にダウンロードされたアプリ、

悪魔召喚を使いこなし、ある強大な悪魔を倒したことにより、

主人公とその友人の志島大地、そして同じ学校の少女、新田維緒は

JP’sという悪魔を倒すために設立されていた組織に籍を置く事になり、

セプテントリオンという、普通の悪魔より

桁外れに強い悪魔を倒していくうちに、

世界に終末が訪れた理由を知ることになります。

 

ストーリーは非常にまったりと進む、スロースターターです。

口の悪い言い方をすれば、起伏がなく、毎日似たような戦いの連続です。

暴徒の反乱を鎮めたり、ボスを倒すために

必要なアイテムを手に入れるために戦ったりした後、

一日一体ボスを倒し、合間の空き時間に仲間たちと会話をし、

縁を深めていくことにより、色々な特典を受け、

最終的に仲間になってくれるかが決定付けられます。

全体的にこういう風に一日が過ぎる、といったパターンが決まっており、

ストーリーに起承転結があまりありません。

地味に淡々と進み、終末感あふれる暗いお話が続くので、

そういうタイプが嫌いな方にはちょっと苦しいかもしれません。

 

そしてとても箱庭的。

日本全国に規模が拡大とありますが、基本的に

東京、名古屋、大阪の三都市にしか移動できず、

世界全体で災害が起こっているようなスケールが感じられません。

従来のRPGのような世界中で旅するタイプを期待していると

ちょっと厳しいでしょう。

 

 

 

戦闘はSRPGです。

マス目があり、攻撃範囲まで敵に近づいて攻撃するのですが、

リーダー(味方は人間のみ)と最大仲魔2体でパーティを組み、

戦闘形態は従来の女神転生のように、コマンドを選ぶタイプ。

仲魔が多い方がリーダーの防御力が高くなります。

各自が回復、ガード、攻撃を選びます。

ちょっと風変わりなのが、リーダー(人間)は悪魔からクラックしたスキルを

自由に組み合わせて装備し、システム画面内ではいつでも変更できる点でしょうか。

スキルはコマンドスキル、自動効果スキル、種族特有スキルと最大3タイプ。

コマンドスキルが攻撃、回復系、

自動効果スキルは戦闘中や戦闘後に自動的に起きる効果、

種族特有スキルは千差万別ですが、基本的には戦闘外で使用するものが多く、

自動効果スキルとほぼ同じものもあります。

 

 

 

さて、女神転生シリーズの最大の魅力である悪魔合体ですが、

今回は会話で仲魔にはなってくれません。

ではどうするのかというと、順次開放されるシステム、

デビオクで悪魔オークションに参加し、

ライバルたちより高値で悪魔を落札して仲魔になってもらうか、

一度仲魔になった悪魔を登録してくれる悪魔全書を使い、

所定のマッカを支払うことにより悪魔に再度仲魔になってもらうかになります。

所持している悪魔を掛け合わせて邪教の館.exeというアプリを使用し、

悪魔2体を合体させて新たな悪魔を作るのですが、

これが非常に面白い。

 

出来る悪魔が最初から所持しているスキルと、

合体するのに使用した悪魔2体と、

戦闘中に入手するアドオンからスキルを組み合わせられるのです。

合体元の悪魔のレベルを上げていれば、

レベルアップによるステータスを底上げされた数値もある程度引継ぎでき、

新規悪魔の強化になります。

要するに、合体元の悪魔次第でスキルが全然違ってくるのです。

より良いスキルを持つ悪魔を作るのにはあっちとこっちを合体させ、

さらにこっちと合体させてと、いろいろ試行錯誤するのが面白い。

悪魔合体にしても、作れる悪魔の合体元を表示してくれる

検索合体がとても使いやすいですね。

現在パーティにいなくても一度作った悪魔を表示してくれるので、

どの悪魔をオークションなり、悪魔全書なりで

入手してくればいいのか教えてくれますし、

従来通りの2身合体もあり、合体関連のシステムは非常に快適でした。

 

 

 

基本的なシステム、ロードやレスポンス自体はあまり問題ないのですが、

折角のDSなのに、ほとんどタッチに対応していないのは非常に残念です。

SRPGはタッチとの相性が最高と思っているだけに、

一々コマンドなどを十字キーで上下しなければいけなかったのは面倒でした。

何週もするタイプのゲームなのですが、スキップがLR同時押し、

イベント時のミニキャラ等のモーションはスキップできないのが少し煩わしかったですね。

選択肢のないタイプの会話はシングルアクションで

スキップが良かったのではないかと思います。

 

 

 

グラフィックは、基本立ち絵、ミニキャラで進行するイベントが多いのですが、

一枚絵が表示されるタイプもあり、一枚絵のCGは概ね綺麗です。

上画面、下画面2面を同時に使った大きなCGも良かったと思います。

マップグラフィックも精緻で美しく、凝っていました。

キャラクターの絵はやや癖があるものの、

概ね好き嫌いが少ない、あっさりとしたタイプ。

沢山のキャラクター達を良く描き分けてあります。

 

 

 

プレイ時間は、1エンドで64時間。

レベル上げが楽しくなってついレベルを上げすぎましたので、

本来は1週30〜40時間程度だと思います。

2週目の引継ぎの、仲魔8体と再契約、スキル継承、経験値制限解除、

火曜日の新たな敵、合体LV制限解除、出品リストの継承、

御霊の合体解禁などのボーナスを選んで再プレイし、18時間。

合計82時間のプレイです。

2週目は隠しボスを全員倒しています。

DSとしましては大ボリュームですね。

まさかこれほど時間がかかるとは思ってもいませんでした。

 

ストーリーは起伏がないため盛り上がりに欠け、

やや淡々と進むのですが、悪魔合体で、

より強い悪魔、より良いスキルを所持した悪魔を作るのが非常に面白い。

また、一人の強いチームの力押しではクリアはできず、

ある特定のギミックをボスが持っており、複数の味方が必要で、

工夫して戦闘を行わなければいけないのがとても良かったですね。

戦闘は結構ありふれた物なのですが、

いやらしいスキルを持つボスをどう倒すのか考えてプレイするのが地味に面白く、

フリーバトルでレベルを上げるのも楽しかった。

 

コツコツプレイする人、レベル上げが楽しい人、

従来の女神転生で綺麗な悪魔、

強い悪魔を侍らせて楽しむ人にお勧めのゲームです。

そのかわり、世界中を旅するタイプが好きな方や、

ストーリー最重視の人にはお勧めしにくいですね。

マルチエンドのため、何週もできるのが強みでしょうか。




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