逆転裁判5

 

一言レビュー

トリプル主人公

 

グラフィック 8点
シナリオ 8点
ボリューム 7点
快適さ 8点
満足度 8点
総プレイ時間 22時間
総合評価 80点

 

逆転裁判のナンバリングタイトル5作目です。

前作からの続き物であり、成歩堂が弁護士として復活兼、

主人公として返り咲き、女性弁護士希月心音の追加を行っております。

それに4での主人公王泥喜も加えて、

トリプル主人公制を取っているというシリーズ中とても珍しい作品です。

全5話なのですが、それぞれのお話で主人公が違うというタイプ。

他2人はその間メイン主人公になっている人物のサポートにまわっています。

そのかわり、前作での助手的な役割を担っていたみぬきが、

完全に脇役兼チョイ役になっており、

思いっきり友情出演的になってしまっているところは寂しかったですね。

主人公が多かったので仕方ないと言えば仕方がないのですが。

 

さて、肝心のストーリーですが、

2話以外はきちんと話の流れが連なっているタイプ。

今回も時系列をいじっており、

時間順に並べると2、3、4、1、5という順番です。

2話は心音登場の為のストーリーであり、

全体的な話の流れは3以降が本番です。

5をプレイするころには1を大分忘れてしまっており、

時間の流れがつかみにくいために終盤のストーリーを

いきなり1話に持ってくるのはやめてほしいと思います。

やるのならば、1のさわりをちらっと初めに見せて、

2〜4をプレイさせ、改めて1をプレイする手法ですね。

 

実際のストーリーですが、新キャラクター心音と

検事の夕神をメインに据えて、

二人の過去を絡めて綺麗な一つのお話へと昇華しています。

全話は最終話の為にあると言っても過言ではなく、

話の流れが非常に良いですね。

最終話での追込み、一気に伏線を回収していく圧倒感、

疾走感が素晴らしいと思います。

心音と夕神の関係を最後まで秘密にしてストーリーが進んでいくため、

途中でもうちょっと二人の関係を明らかにしたほうが

話に深みが出来たのではないかと思うので、その辺りがちょっと残念です。

心音が主人公になっているお話で、

その辺りを表現したほうが良かったのではないでしょうか。

 

 

 

システムですが、今作でようやく改良が施されました。

強制スキップとバックログ追加、セーブポイントは1つから2つへ増量、

セーブ=中断システムの廃止、全クリア後のCG・ムービー閲覧を追加と、

大分修正されましたね。

もっと前に修正されていて当たり前の機能だったと思うのですが。

あとやってほしいのが、オートモード、ロードの追加、

テキストスピードの変更の改善でしょうか。

大分まともな環境になったと思います。

 

 

ゲーム内のシステムですが、探偵パートがだいぶ楽になりましたね。

画面を調べる場合、調べていない個所が赤印で丸が付き、

調べた個所はレ点でチェックマークがつきます。

そしてチェックポイントを全部調べたら調査が終了して

自動で会話が始まるため、

ある特定の箇所を調べていないので

同じところをぐるぐるとまわるという無駄が省かれていて、

かなり快適になっています。

 

 

今回新たに加わったココロスコープなのですが、

そのセリフを言っている時に喜び、悲しみ、怒り、驚きといった

四つの感情が読み取れ、その場に相応しくない感情を指摘するというタイプ。

間違ってもペナルティはほぼなく、

総当たりコマンドになってしまっているので、あまり考える余地がありません。

指摘すればどうおかしいのかはキャラクターが勝手に解説してくれますので、

プレイヤーにあまり参加しているという感覚がないのが難点。

もうちょっと改良を加えてほしかったと思います。

 

 

 

グラフィックですが、立ち絵は2Dから3Dへ変更になっています。

実際のイラストともほとんど違和感がなく、

非常に上手に3Dへ加工していると思います。

仕草も自然で問題ないかと。

アニメーションパートはキャラクターの造作に

やや違和感があるのが拭えませんが、

アニメーションは基本的に綺麗で、

ここぞというところで流れるのが良いですね。

 

今回は不快な造作のキャラクターはいなくなっています。

個性的なキャラクターばかりなのは相変わらずですが、

やはり初期の頃の追い詰められた犯人の変貌振りの方が凄かったと思うだけに、

無難な変貌止まりなのがやや残念ですが、

総じて奇抜なキャラクターを上手に表現していると思います。

 

 

 

プレイ時間は正確なところはわかりませんが、約22時間。

各話が5時間程度、最初の第1話が2時間程度のボリュームですので、

概ねこのぐらいの時間だったと思います。

もう少しボリュームが欲しかったと思いますが、

つまるところはなく、とんとんとテンポよく進んでいけて、

集中力が切れる前に楽しくプレイが終了しました。

 

殆どの話が綺麗に連なっており、

話がまとまって終盤の驚異的な加速後に大団円という、

プレイ後も爽やかなストーリーでした。

シリーズファンなら十分に楽しめると思います。




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