アイアンフェザー

 

一言レビュー

プレゼントアイテム集めが楽しい

 

グラフィック 8点
シナリオ 7点
ボリューム 7点
快適さ 6点
満足度 9点
総プレイ時間 21時間
総合評価 79点

 

 

ごくごく正当派なRPGです。

悪く言えば捻りの無い素直すぎるストーリーだと言えなくもありませんが、

古き良き、スーパーファミコン時代のRPGを思わせる、

単純明快なストーリーで、RPG初心者にも、

RPGらしいRPGをしたい人にもぴったりな作品だと思います。

そういう意味では外さない、良質のRPGだと言えるでしょう。

 

 

ジャンルはアクションRPGですが、

アクション系が苦手な人でも勝てるように、

簡単な操作でプレイできるようになっています。

序盤はちょっと苦しいものがあるのも確かですが、

仲間が3人以上になるとぐっと楽になりますね。

 

基本的に操作するのは主人公一人で、

他の仲間は自由に動き回ります。

戦闘に対して大まかな指示を出すだけで、

後は各自が勝手に行動しているのですが、AIも素直で、

他の仲間の行動も問題ないレベルだと思います。

 

FP(いわゆるヒットポイント)と

AP(マジックポイントのようなもの)があり、

FPが無くなると攻撃ができなくなり、

APが無くなると魔法攻撃と必殺技、

そしてアイテムを使用できなくなります。

 

このアイテムを使用できなくなると言うのが曲者で、

APがなくなると、FPもAPも回復できなくなって、

序盤は手詰まりになってしまうのが少し辛かったですね。

中盤以降はAPとメンバーが増えてそういうこともなくなりましたが、

FPがピンチで、気づいた時には何もできなくなっていた、

というのはもう少し何とかして欲しかったところです。

 

必殺技はこちらが指示を出し、タッチペンで文字をなぞる事により

発動しますが、あまり強くないと言うより、

普通攻撃とほとんど変わらないのにAPポイントを消費するので、

ほとんど使いませんでした。

もう少し差別化が図れれば良かったと思います。

連携攻撃は後で解説するプレゼントアイテムをきっちり渡していれば、

かなり強かったのでこちらは結構満足です。

しかも、一戦闘で一回しか出せないと言うのも

なかなかバランスが取れていて良かったと思いますね。

 

このゲームには昼夜があるのですが、

夜になるとキャンプを張れるシステムは良かったですね。

フィールド上で夜になると戦闘中以外は

いつでもキャンプを出来るようになるので、

いちいち街まで戻らなければならないと言う手間と、

なかなか貯まらないお金の節約に役立ちました。

そして何より楽しかったのが、キャンプ中の仲間の会話ですね。

これが実に細かいです。

ちょっとストーリーが進んだり、キャンプを張る場所が変わったりするだけで、

会話ががらりと変わるのですね。

こういうところはとてもこだわって作ってあると思います。

 

アイアンフェザーというものが武器代わりになっており、

アイテムは回復用アイテムと、アクセサリー、

プレゼントアイテムしかないのですが、

防具と武器アイテムがないのを忘れさせるぐらいに

アクセサリーと、特にプレゼントアイテムが豊富にあります。

大変楽しかったのがプレゼントアイテム集めですね。

 

プレゼントアイテムは虫と魚、宝石の三種類なのですが、

種類がかなりあります。

基本的にはダンジョンやマップにきらきら光るポイントがあり、

そこでボタンを押すか、タッチペンでタッチすることにより

入手するのですが、取れる場所が決まっていたり、

レアアイテムはなかなか手に入らなかったりして、

アイテム集めをするのがとても楽しかったですね。

しかもみな、実在のものなのがとても楽しいです。

システム画面でプレゼントアイテムを見ることができるのですが、

アイテムごとにとても細かくドットをつけてあって、

その丁寧さに感心してしまいました。

全く同じに見えるものもあるのですが。

 

さて、このプレゼントアイテムですが、

大まかに分けて2種類の使い道があります。

まず一つ目は、仲間にプレゼントして(一種類につき一個だけ)

仲間の好感度をUPし、連携技の攻撃力をUPさせる事と、

フィールドマップ上にあるディテリオボックスで

何種類かのプレゼントアイテムと引き換えに、

アクセサリーを入手する事です。

 

アクセサリーは購入不可になっており、

ディテリオボックスで作るか、

パスワードを入力して手に入れるかぐらいなので、

仲間にプレゼントするかアクセサリーを作るか、

実に悩ましい限りでした。

 

 

次にタッチペンを使ったシステムについてです。

ダンジョンギミックにタッチペンを使ったものがいくつかあるのですが、

これがかなりシビアで、難しいです。

タッチパネルが故障したのかと思うほど反応が悪いことが多々あり、

もうこのゲームをクリアできないかも…と泣きそうになったりしました。

理不尽にタイミングが難しいのではなく、

もう少し楽しくできるか、考えるレベルのものにして欲しかったですね。

 

マップ上やホームページでパスワードを手に入れることができるのですが、

このパスワードがタッチパネルで入力するようになっています。

この世界は特殊な文字があり、

その文字をタッチペンで一筆書き入力するのですが、

最初は物珍しいものの、途中から実に面倒でした。

パスワードが大量に入手できるのと、

文字が実に100種類ぐらいあり、

上部パネルに見本が表示されるのですが、

一文字入力するごとにいちいちスライドさせて

目的の文字を探さなければならないので、大変でした。

もう少し工夫を凝らして欲しかったですね。

 

 

グラフィックですが、動き回ってもぶれず、欠けず、ちまちました

ドットのキャラクターも良く動いて、DSとしては標準〜良レベルですね。

立ち絵のバランスや表情もなかなか良かったと思います。

一枚絵がなかったのが残念と言えば残念ですが。

 

 

私のプレイ時間は、21時間。

プレゼントアイテムを探し回ったりしたので、やや長い目です。

ストーリーを最短で追ったら15時間ぐらいだと思います。

 

DSらしく、小中学生にオススメのRPGですね。

ただ単純に子供向けかと言うかとそうではなく、

大人向けにも上手にまとめてあると思います。

プレゼントアイテム集めに夢中になること請け合いですね。

DSで良質の、オーソドックスなRPGをプレイしたい方に

ちょうど良い作品だと思います。

認知度はあまり高くないようですが、

RPGの基本をおさえた、細かいところに拘った良質のゲームでした。

結構オススメです。


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