神曲奏界ポリフォニカ
PLUS
一言レビュー
豪華な特典がメイン
グラフィック | 8点 |
シナリオ | 7点 |
ボリューム | 2点 |
快適さ | 10点 |
満足度 | 8点 |
総プレイ時間 | 4時間 |
総合評価 | 72点 |
ストーリーは完璧に外伝の小話となっておりますので、
今までのストーリーをプレイしていることが必須です。
アフターストーリーのさらに後、卒業より前のストーリーです。
ストーリーは3本立てで、
コーティカルテの前契約者クチバ・カオルの単身楽団争奪戦、
皆でウォーターパークへ行った話、
学園長からの頼まれ物、となっています。
メインは単身楽団争奪戦ですが、それでも3時間ほど。
ウォーターパークで40分ぐらい、
最後の物は10〜20分程度と、とにかくどれも短い。
ストーリーはあくまでもおまけだと考えると良いでしょう。
ややはっちゃけた内容で、純粋にファンディスクを楽しめる人向けです。
システムはほぼ完璧です。
前作の物を大方踏襲しており、今回の履歴は
画面全体で見られるようになっているのが改良点ですね。
今までの物は文章フィールドに表示されたものをそのまま使用していました。
そしてシリーズ初の選択肢有り、なものの、
その後のCGの人物と、ちょっとした会話が違うだけですので、
従来の物と同じと考えたほうが良いでしょう。
他は取り立てて目新しいことはありませんので、言うことはありません。
グラフィックですが、今回も大変美麗ですね。
立ち絵とCGにもあまり違和感なく、安定していると思います。
立ち絵はエレインドゥースと学院長のみ一新されているのですが、
残りはアフタースクールのまま流用・衣装チェンジとなっています。
どのキャラクターにも新しい立ち絵のバリエーションが
一つぐらい追加が欲しかったところです。
表情バリエーションの数は問題ありません。
CG枚数は差分抜きで31枚。
そのうち隣にいる人物が違うだけというCGが6枚、
人物の描かれていないCGが1枚ありますので、
実質的には25枚でしょうか。
それでも、これだけの短さに対してはかなりボリュームがありますね。
差分もかなり豊富で、ロングカットのCGもあります。
彩色は華があり、透明感のある塗で安定して美しいです。
この辺のクオリティはかなり高いシリーズです。
プレイ時間は4時間。
声を全て聞いていますので、
声を飛ばされる方は2時間前後ぐらいになるでしょうか。
とにかく短い。
ですが、今作のメインはキネティック部分ではありません。
ズバリ、大きな絵で収録されているデジタル原画集と
3枚もに及ぶサントラ等を目当てに買うべきものです。
そのおまけにキネティックがちょっとだけついてきた、
という考えでよろしいでしょう。
特典目当てで買うのならば十分満足できる豪華さなのですが、
上記2点が必要でないというのならばスルーすべきです。
私は特典目当てで購入しましたので、満足できるものでした。