神曲奏界ポリフォニカ

 

一言レビュー

Win版と差し引きゼロ?

 

グラフィック 9点
シナリオ 9点
ボリューム 6点
快適さ 9点
満足度 10点
総プレイ時間 12時間
総合評価 91点

 

 

ストーリーはWin版と全く同じですので割愛します。

テキスト部分はそのまんまのベタ移植ですね。

誤字脱字までそのままなのはちょっとがっかりしました。

せめてテキストの見直し、校正ぐらいはきちんとして欲しかったですね。

「 晩秋から初夏 」ってポリフォニカの中では秋の次は夏なのでしょうか(笑)

 

変更されているシステムですが、

Win版では人物の立ち絵は左に、

テキストは右フィールドになっていたのですが、

1枚絵の場合は普通のアドベンチャーと同じで下フィールドがテキスト)

立ち絵は中央、テキストは下フィールドに固定されています。

フレームも表示されますが、文字の選択によっては

フレームを消去して文字のみ表示することにも可能になっています。

文字のみでも見やすく調整されているのはいいですね。

音楽・音声・SEもWin版にはやや劣るものの、

Win版に近い微調整が出来ます。

 

私がWin版で大絶賛したテキストの表示ですが、

やはりかなり見劣りするシステムになっていますね。

悪くはないのですが、従来どおりのアドベンチャーに近いシステムで、

テキストの表示速度と表示されてから文字送りされるまでのスピードを

数段階しか変えられないようになっています。

Win版が良すぎたためにやや不満でしたが、

システム的には使いやすい方ではあります。

 

今回の変更点で特筆すべきなのが、セーブの仕方です。

Win版ではプレイ日時と第何話目かしか表示されなかったのですが、

サムネイルとその時のテキストが表示されるようになっており、

格段に使いやすくなっています。

またプレイ日時などでソートできるようになっているのもいいですね。

セーブシステムはかなり高水準です。

 

 

グラフィックですが、あいかわらず美麗。

PS2版になって、ちょっと露出度の高かったCG2枚と、

コーティカルテ大人バージョンの立ち絵の

身体のラインに修正が入っているくらいですね。問題ないです。

追加されたCGは差分抜きで3枚。

正直もうちょっと欲しかったところです。

 

 

プレイ時間は正確な時間はわかりませんが、10時間。

ある程度声を飛ばしましたので、

初回プレイ時よりは短くなりました。

 

基本的にはベタ移植ですので、PS2版、Win版、

どちらをプレイされてもいいと思います。

変更された学院長の声優さんですが、

声のタイプはWin版の方と同じですので、特に違和感はありません。

サントラとオートモードのシステム、ちょっぴりお色気を取るのならばWin版を、

追加CGとセーブ時のシステム、石田彰さんのファンならばPS2版を

購入されると良いかと思います。

相変わらずのハイレベルなキネティックノベルでした。

本来私は同じゲームを2度プレイすることはほとんどないのですが、

それでも引き込まれるものがあるストーリーです。




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